今回は、東海大学文化部連合会写真部の方をお迎えして、
2017年3月21日にインタビューさせていただきました。
高山 大輝(ひろき) 委員長 2年生
神原 唯 部員 1年生
※共に2017年3月現在
撮影:高山 大輝
スタッフ
今回はいつものインタビューとは少し趣向を変えて、東海大学文化部連合会写真部員の方にお話をおうかがいしたいと思います。それではよろしくお願い致します。
高山
よろしくお願い致します。
神原
よろしくお願い致します。
スタッフ
まず、東海大学の写真部についておうかがいしたいと思います。歴史はどのくらいあるのでしょうか?
高山
そうですね…具体的に何年というのは分からないのですけれど、確認した限りでは1950年代とか60年代のアルバムが部室から出てきたことがあります。
スタッフ
その頃にはすでにあった、ということですね。
高山
はい。先輩も50代とか60代の方がいらっしゃっていて、以前からお世話になっています。ただ具体的にいつから、というのは資料が無くて分からないですね。
スタッフ
なるほど。
高山
出来たら調べてみたいのですが…。
スタッフ
では歴史としては、結構長い感じですね。
高山
部活としては、長老の部類に入っていると思います。
スタッフ
現在は何人くらいメンバーがいらっしゃるのですか?
高山
80人くらいです。そのうち女子は10人ちょっとです。
スタッフ
80人、結構多いですね。
高山
多い年で100人を越える時もあります。来年度は新入生がどれだけ入ってくるかで、変わってきますが。
スタッフ
ちなみに今お二人は何年生でいらっしゃるんでしょうか?
高山
僕は今は2年生です。4月から3年生です。
神原
私は4月から2年生です。今は1年生です。
スタッフ
部員が80名もいるとなると、部室に集まるだけでも大変だと思うのですが…集まる時などはどうされているのでしょうか?
高山
一応週に一回「部会」という形で、大きい教室を借りて集まって、そこで活動の報告などを行っています。その他に部室もあって、狭いのですが機材などがあり、写真の編集などが出来たりします。また暗室などもあります。
スタッフ
暗室があるという事は、フィルムで撮影することも出来る、という事ですよね。
高山
そうですね。
スタッフ
今は皆さん、デジタルカメラが主流になっていると思うのですけど、それでもフィルムカメラを持っている方もいらっしゃるという事ですか?
高山
そうですね。僕も今フィルムで撮影しているんですけど、去年辺りからフィルムを使う人が増えてきています。
神原
私もフィルムを最近使い出して撮影をしています。
スタッフ
フィルムは普段使った事が無いと思うのですけど、やっぱり写真部に入られて初めてフィルムに触れられたのでしょうか?
神原
はい、そうです。
スタッフ
部室は東海大学内にあるのでしょうか?
高山
はい。大学内に部室棟があって、そこにあります。
スタッフ
機材などは、皆さんで使いまわしているのでしょうか?
高山
はい。
スタッフ
でも今時暗室がある所も、なかなか無いですよね。
高山
そうですね。他大学さんに話を聞いても、無い所が結構多いみたいで…。
スタッフ
フィルムであったり印画紙であったりを手に入れるのも、大変でしょうね…。
撮影:高橋 尚大
撮影:白川 拓海
スタッフ
部員の皆さんは、やっぱり写真が好きで入部されて活動しているのでしょうか?
高山
そうですね。基本的にはみんな写真が好きですね。
スタッフ
例えば皆さんで撮影会などは行われるのですか?
高山
はい。月に一度、イベントという形で撮影会をやったり、他大学と一緒に活動したりなど行っています。
スタッフ
撮影会はどちらへ行かれたりするのでしょうか?
高山
結構いろんな所へ行きますね。例年行くのは、江ノ島や鎌倉などの近いところですね。後は横浜界隈だったりが多いですね。
スタッフ
そういう撮影会などは定期的に行っているのですね。
高山
はい。
スタッフ
そしてまた文化祭などでは、そういった作品を展示しているのでしょうか?
高山
はい、写真展を行っています。
スタッフ
東海大学は大貫カメラに近いと思うのですけど、他の部員の皆さんも良く大貫カメラに来たりしているのでしょうか?
高山
もともとは僕が来ていたのですが、最近彼女が来るようになって…
神原
連れてこられました(笑)。
スタッフ
ちなみに神原さんは、何時頃からカメラに興味は持たれたのですか?
神原
高校生の時に、友達のカメラを使ったことがあって、その時に「カメラっていいなあ」と思って使い出しました。
スタッフ
なるほど。
神原
高校の時は部活などには入っていなかったんですが、趣味でカメラを使っていました。
スタッフ
例えば今だったらスマホなどでも撮影できると思うんですが、そうでは無くてあくまでもカメラで…
神原
はい、カメラを使って撮影していました。
スタッフ
それはやっぱり何かカメラに魅力を感じた、という事ですか?
神原
そうですね…。
スタッフ
女性だと正直機械いじりはあまり好きでは無いのかな、と思ってしまうんですが…。
神原
そうですね、確かに機械いじりは私はしないですね。
スタッフ
カメラそのものでは無く、あくまでも「撮影」した写真を楽しんでいる、撮影できるのが楽しい、ということですね。
神原
はい。
スタッフ
高校の時にカメラを始めた、ということはカメラ歴はまだ2~3年くらいですね。
神原
そうですね、はい。
撮影:白川 拓海
撮影:浜崎 裕哉
スタッフ
高山さんは、カメラはいつぐらいから始められたのですか?
高山
僕は小学生の頃から始めたのですが、頻繁に撮るようになったのは中学生の頃からで、高校で写真部に入って、そこから本格的に撮るようになりました。
スタッフ
はい。
高山
もともと祖父母が写真をやっていたんですよ。
スタッフ
ではスマホとか携帯電話とかでは無く、最初からカメラを使って撮影していたのですね。
高山
はい。
スタッフ
その頃はフィルムでしたか、デジタルでしたか?
高山
当時はフィルムでしたね。小学6年か中学1~2年の頃に、一台自分でフィルムの一眼レフを買って、それからまたハマっていって…。
スタッフ
でも10年くらい前ですと、もうフィルムも少なくなってきていて、ほとんどデジタルだったと思うんですが…。
高山
そうですね。でもまだ当時デジタルカメラが高かったので…お金がかかってしまって。
スタッフ
そこでフィルムカメラを買うというのも、よほどカメラが好きだった、という事ですよね。
高山
そうですね。本当にハマっていましたね(笑)。
撮影:高橋 尚大
撮影:青木 健太
撮影:秋元 雄天
スタッフ
今の写真部の皆さんは、もちろん写真が好きで部に入っているわけですよね。
高山
はい。みんな写真を撮りたい、という思いを持って来てくれています。
スタッフ
例えば展覧会などは学校の文化祭以外で、何かやられたりしているのでしょうか?
高山
展覧会は、学内のものも含めて、年間4回ほどやっています。
スタッフ
年間4回だと結構多いですね。
高山
そうですね。学内で3回と学外で1回になります。2月にも横浜で展覧会を開催していました。
スタッフ
では本当にみなさん、普段から撮影していないと、間に合わないくらいですね。
高山
そうですね。
スタッフ
普段の定例の撮影会以外にも、普段からどこかへ撮影に行ったりとかされているのですね?
高山
撮影に関しては、各自で撮ってきてもらっています。
スタッフ
なるほど。
スタッフ
普段来るのは、もちろん他にもいくつかカメラ屋はあると思うのですが、やはり大貫カメラが中心なのでしょうか?
高山
そうですね。いつもこちらに来ています。きっかけは、もう一年以上前なんですけど、たまたま来た時に色々とお話をさせていただいて…
スタッフ
では比較的最近ですね。
高山
はい。元々地元が県外だったので、こっちに来てからですね。
スタッフ
いまだとカメラ屋は、大手量販店の一角だったりして、大貫カメラのようなカメラ専門店は珍しいと思いますけど、大貫カメラに来て便利だったこととか良かったこととかはありますか?
高山
もともと一眼レフを使っていて、大学に入ってレンジファインダーが欲しくなった時にたまたま大貫カメラに来たんですけど、そうしたらレンジファインダーがいっぱいあって、「ああ…」となりましたね(笑)。
スタッフ
確かにかなり目の毒ですね(笑)。
高山
ここまで揃っているお店って、なかなか無いので…。
スタッフ
確かにそうですね。
高山
それからは、頻繁に通うようになりました。
スタッフ
カメラに詳しいスタッフも、いっぱいいますからね。
高山
そうですね。いつも話をさせていただいています。
スタッフ
何か普段から、お店の人に聞いたり話をしたりという事はありますか?
高山
そうですね、来店のたびにお話していただいているのですが、特に(店員の)櫻井さんが趣味の合う方で、写真にとどまらずいろいろとお話していただいています。
スタッフ
今は特にフィルムカメラだと、技術を持っている人も少ないですからね。
高山
そうですね…ネットを見るだけだと分からない事とか、多々あります。そういう時にはとても親身に相談に乗っていただいているので、助かります。
スタッフ
例えば部の先輩が知らないような事などもあると思うんですけど、そういった時でも大貫カメラに来れば分かったりするのでしょうか?
高山
ええ、そうですね。
スタッフ
でも暗室がある、という事は上の世代が現像をやられていた、という事ですよね?
高山
一応部活動として、全員1年生の段階で一度はフィルムの現像をやってみよう、という事でやっているのですが、それで技術が伝わっている部分はあると思います。
スタッフ
ではみなさん、フィルム現像は経験されているのですね?
高山
はい、一応ですが。
スタッフ
でも大貫カメラに来ると、もっと色んな知識を持っている方と話が出来ますよね。
高山
はい。僕らの年代だと、一眼レフを使ってる人は多いのですが、レンジファインダーを使っている人は仲間内でもなかなかいなくて、そういう情報などはどうしても無いので、昔のカメラなのでどうしても少なくて…。
スタッフ
そうですね、専門的な話になりますね。
高山
例えば昔のカメラの状態のこととか分からないんですけど、そういう話が出来るのは、大貫カメラさんならではだと思います。
撮影:押田 直也
撮影:押田 直也
スタッフ
ちなみに今、カメラは何を使われていますか?
高山
今僕がメインで使っているのは、ライカのM6です。もちろんフィルムカメラです。
スタッフ
それにレンズをいくつか、持っているわけですよね。
高山
まだこのライカを買ったばかりなのですけど、レンズは2本ほど…ライカ純正では無いのですが。フォクトレンダーの35mmとソ連製の50mmを持っています。
スタッフ
ライカは熱烈なファンが多いですよね。
高山
そうですね(笑)。かなり熱狂的なファンもいらっしゃいますよね。
スタッフ
大貫カメラには、特にライカが揃っていますよね。
高山
ええ。今のこのレンズの前にフォクトレンダーのベッサというレンズファインダーを使っていて、最初大貫カメラに来た時はそのレンズを見に来たんですけど、そうしたら「ライカあるよ」と言われて…気がついたら…(笑)。
スタッフ
値段的には…他と比べると安い方かな…と思うのですが、それでも結構しますよね。お金のやりくりなど大変では無いですか?
高山
そうですね。高校の時もアルバイトのお金を、ほとんどカメラにつぎ込んでしまっていて…ニコンD3などを買っていたのですが、(いざとなったら)それを売ってフィルム代にすればいいかなあと(笑)。デジタルを売ってライカに充てようかなと。
スタッフ
神原さんはカメラは何をお使いですか?
神原
コンタックスのTVSを使っています。
スタッフ
それは誰かに勧められたのでしょうか?
神原
はい、大貫カメラさんに勧められました。
スタッフ
これはフィルムカメラですよね?
神原
はい。
スタッフ
普段からカメラを持ち歩いているんでしょうか?
神原
以前デジタルを使っていた時は持ち歩いてはいなかったんですけれど、これはすごい小さくて持ち歩くのにも最適なので、普段からカバンに入れています。
スタッフ
フィルムだとデジタルと違って何十枚も撮れないと思うのですが、だからシャッターチャンスを狙ったりするのでしょうけど、それでもやはりフィルムカメラを持ち歩いてしまうのですね。
神原
はい。フィルムは現像するまで分からない、というのが面白いですね。
スタッフ
確かにそれはフィルムカメラの魅力の1つですね。
神原
そういう所がすごい好きですね。
スタッフ
普段はどういったものを撮影されているんでしょうか?
高山
僕は普段はスナップ写真ですね。今はライカにしたので撮っていないんですけど、元々は飛行機の写真を撮っていました。
スタッフ
なるほど。
高山
後はポートレートだったり、何でも撮っていますね。
スタッフ
やはり普段からカメラを持ち歩いていて、気になったものをすぐ撮影しているわけですね。
高山
そうですね。「いい」と思ったものはすぐ撮っています。
スタッフ
やっぱりフィルムだと結果がすぐ分からないじゃないですか。
高山
はい。でもその分慎重に撮るようになったので、一つ一つの成功率も上がったのかな、と思います。
スタッフ
はい。
高山
あとシャッター速度等の撮影時のプロセスがすごい楽しめるようになりましたね。
スタッフ
確かにデジタルは気軽に撮れすぎるので、一枚に集中しなくはなりますよね。
高山
ええ、数を撮ればいいやとか、後で修正すればいいやとか、思ってしまいます。それが少し嫌になったので、最近はフィルムでばかり撮影するようになっているところはあります。
スタッフ
神原さんは何を撮影されているんでしょうか?
神原
風景とか…食べ物とか何でも撮ります。
スタッフ
お昼ごはんを食べる前に撮影するとか…そういう?
神原
はい、そうです。自分から何かを撮りにいく、という感じでは無くて、普段から持ち歩いていて撮りたい時に撮る、という感じです。なので食べ物とか空とか、そういうものが中心になります。
スタッフ
ちょっとした風景だったりですね。であればなおさら、普段から持ち歩けるような小さいカメラの方がいい、ということですね。
神原
はい。
撮影:高山 大輝
撮影:神原 唯
スタッフ
フィルムは、カラーですか?モノクロですか?
高山
僕は両方で…その時の気分で変えます。
神原
私も両方ですね。
スタッフ
ではカラーの現像も部室で出来るのでしょうか?
高山
いえ、カラー現像は出来ないので、現像所に頼みます。
スタッフ
モノクロは自分たちで現像するわけですね。では二人とも普段からカメラを持ち歩いて、気になったものを撮影するというスタンスですね。
高山
そうですね…現像なども写真部のOBの方でプロラボをやっている方がいらっしゃるので、プリントの指導していただいたり、やってもらったりしています。
スタッフ
それは頼もしいですね。
高山
はい、とても有り難いです。
スタッフ
他にOBの方で、例えば写真家になられた方などいらっしゃるんでしょうか?
高山
いらっしゃるみたいです。うちの大学に光学系の学科もありますし、カメラの業界にいらっしゃる方などもいるみたいです。
スタッフ
写真部の歴史は長い、という話ですからね。
高山
はい。かなりいらっしゃるので…。
スタッフ
そうしたOBの方々との交流などはあるのでしょうか?
高山
僕の代になってからは、プリントの講習をやっていただいたりして、そういった交流はさせていただいてます。
スタッフ
では一時期交流は減ったけれども、また最近になって交流するようになったと…。
高山
はい。せっかく色々な方がいらっしゃるので、お話してみようということになって…。
スタッフ
確かにそういう技術的な部分は、調べるよりも実際に話を聞いてやってみないと分からない事が多いですよね。
高山
そうですね。
スタッフ
そういう昔からの方たちは、今でもやはりフィルムを使ってらっしゃるんでしょうか?
高山
そうですね。プロラボの方も、フィルム一筋でやられています。おかげで僕達にもその魅力を教えていただきました(笑)。ラボの見学などもさせていただきました。
スタッフ
それはいいですね。
高山
やっぱりああいうのは職人的な部分がすごく強いので、実際にデジタル写真とフィルムを手で焼いた写真を比べてみたら一目瞭然でした。
スタッフ
そういうのを見てしまうと、なおさら自分たちで現像をやりたくなりますよね。
高山
ええ。
スタッフ
部員の皆さんは、フィルムとデジタルどちらが多いのでしょうか?
高山
ほぼデジタルですね…。
スタッフ
まあ今のカメラの主流がデジタルだから、仕方ないですね。割合としては、どのくらいでしょう?
高山
デジタルが8割を超えてますかね…。
スタッフ
それでもフィルムで撮影するのは、それだけ魅力を感じているということですよね。
高山
そうですね。
スタッフ
フィルムカメラの魅力って何だと思いますか?
高山
デジタルみたいに後から修正があまり効くものでは無いですし、またマニュアルのカメラだと撮影者本人の撮り方が出てきて、そういった意味では「写真」そのものを楽しめているんでは無いかな、と思います。
スタッフ
はい。
高山
「写真」に対してウソはつけないな、と思いますし、そこが一番楽しいところですね。
スタッフ
確かに修正は効かないですし、撮影するにも集中しないといけないですよね。
高山
そうですね。
スタッフ
被写体にキチンと向き合わないといけないですよね。神原さんはいかがでしょうか?
神原
そうですね、フィルムカメラは今時のデジタルで綺麗に撮影した写真では無い懐かしい感じの、今風とは違った写真が撮れるのが魅力だと思っています。
スタッフ
やっぱりデジタルとは違ってきますよね。
高山
ノスタルジックに写りますよね。今のカメラは実用性は高いのですが、カメラ自体の楽しみ、カメラいじりの楽しみみたいなものが少ないような気がしています。僕自身、結構古いものが好きなので…。
スタッフ
昔のカメラには機械いじりの面白さ、みたいな部分はありますよね。カメラに合うレンズは何がいいかとか、うまく撮影するコツみたいな物があったりとか…。
高山
カメラそれぞれのクセみたいなのもあって、そういうのを見ていくのが面白いですね。
スタッフ
露光量を見たり、ピントを合わせたり…デジタルだと全部自動でやってくれますからね。
高山
そういう今では当たり前のものが無かったりするので、そこをどうやってカバーするのか、という面白さはありますね。
スタッフ
今後撮影したいもの、撮影のために行ってみたいところなどありますか?
高山
そうですね…今はスナップをメインにしているんですけど、国内では無くて国外のもの、街並みも日本では無くヨーロッパになると建築物も日本的にならないと思いますので、ヨーロッパの古い建物などを写真に残していきたいですね。
スタッフ
ではヨーロッパの方へ撮影旅行に…
高山
めぐってみたいな、と思います。
スタッフ
そういうのはやっぱり学生の内じゃないと、行けないですよね。
高山
そうですよね。一眼レフを使っていたころは、アラスカとか自然のフィールドに出たい、っていうのがあったんですけれど、今は街並みを撮るのにハマっているので、ヨーロッパに行ってみたいですね。
スタッフ
是非行ってください。かなりお金はかかると思いますが(笑)。
高山
そうなんですよね(笑)。
スタッフ
神原さんはいかがでしょうか?
神原
そうですね…私も海外留学したいな、と思っています。海外が好きなので行って撮りたいな、と思います。それから日常の素敵な瞬間をもっと写真に収めていきたいな、と思います。十代、二十代前半って人生の中で一番楽しい時期だと思うので、その楽しい瞬間を収めていきたいと思います。
高山
今しか撮れないものは多いですからね。
神原
ええ。
スタッフ
海外で撮影、というのはいいですね。お金はかかりますが。これだけカメラが店内にあると「あれが欲しい」とかなりますが(笑)。
高山
そうですね(笑)。ライカは特にドイツのカメラですので、そういう所にも行ってみたいですね。
スタッフ
向こうで掘り出し物でも見つけてしまうかもしれませんよね。
高山
あるかもしれませんね。
スタッフ
写真部としての目標はありますか?
高山
写真が好きなんだけどただ撮るだけ、という人がいっぱいいるので、まずは全員が写真を楽しむのが理想なんですけど、せっかく写真部に入ったのだから、普通じゃ分からないようなことでも知っている先輩方もいらっしゃるので、いろいろと知識もつけてみんなでレベルアップをしていければいいな、というのは今年の部活の目標として話し合ったりしています。
スタッフ
特に4月になると、新入生が入ってきますからね。
高山
やっぱり一度は暗室に入ってもらう、というのはやっているんですけど、やりたくない人というのも出てきてしまうので、そこを考えないといけないですね。一時期暗室作業が出来る人間がいなくなって危ない時期があったりして…。
スタッフ
はい。
高山
ただ写真というのはもともとフィルムからあったものですし、デジタルだけでは分からないことというのはどうしても出てくると思っているので、今後もフィルムの現像だったり手順だったりを今までどおり伝統として残していきたいとは思っています。
スタッフ
なるほど。次の世代に繋げていければ…ですね。
高山
はい。
撮影:押田 直也
撮影:品田 亮介
スタッフ
最後にこのページを見ている方に対して、何かあればお願い致します。
高山
はい。人数が多い部活ではあるんですが、合宿とかイベントとか結構あって、その中で初心者とか上級者とか色んな人がいて、その中でみんな仲良くやっていて、雰囲気のいい部活なので、誰でも楽しめると思います。
スタッフ
定例の写真展などもありますしね。
高山
他ではなかなか無いと思うのですが横浜とかで写真展をする機会もありますし、伝統もあって沢山の先輩方もいらっしゃったりしますので、非常にいい環境にあると思います。
スタッフ
ではもしここを見ている新入生の方がいらしたら、是非入ってもらって…
高山
そうですね。大歓迎なのでよろしくお願い致します。
神原
後は…是非、展示会に来ていただきたいです。
高山
そうですね。展示会にも是非来てください。
スタッフ
そういった展示会の情報などは、どこか分かる所はありますか?
スタッフ
今日はどうもありがとうございました。
高山
ありがとうございました。
神原
ありがとうございました。